内科学 第9版
「内科学 第9版」のレビュー・感想

【定番と言えば定番ですが。】
現在、日本で売っている、日本語の内科学定番教科書といえば「朝倉」で間違いないでしょう。
実際詳しく書いてあるし、相当のエネルギーと人材をつぎ込んで良くできていると思います。
ただ、「教科書」というよりは「辞書」と言ったほうがいいような気がします。
一種の「広辞苑」ですね。
一つのことについて、やや詳しく調べたいときに使える本で、図書館とか医局とかに一冊あれば事足ります。
自宅に置いといても大多数の人には役に立たないでしょう。
そ...

【日本の内科学の教科書では、最高水準】
以前の日本の内科学の教科書は、ハリソンやセシルに似た記述が多かったが、今回の改訂版は、図、表、写真も増え、非常に読みやすく、かつ理解しやすくなっている。まさに、現段階では、日本最高の内科学書と言えると考える。その理由は、1)網羅性、2)記述の正確性、3)記述の簡潔性。に挙げられる。読んでいて、なるほどと知識が自分に染み込んで行くのが実感できる名著である。次の版(おそらく4年後であろうが)、にも同じ態度で改訂を臨んでほしい。

【完璧な本とは思えない】
以前に買って読んでいたが、今回第9版を買って読んでみたが、慢性胆嚢炎の項目が無い、索引、目次にも無いのだ。少し残念だった。慢性胆嚢炎は稀な病気ではないと思うのですが如何でしょうか?慢性胆嚢炎はどういう原因で起こり、治療法はどうするのか?診断の方法とか記載しておいて欲しかった。結局、納得できる教科書は日本には未だ存在しないのではないでしょうか?イヤーノートには少し載っていますので、朝倉の内科学書もイヤーノートに載っている疾患くらいは最低限記載しておいて欲しかった。

【安心して推薦します】
内科専門指導医として、この第9版は安心して薦めることができる良書です。ここ数年の内科の進歩は実に多大なものがあり、2003年の第8版と比較しても、細部まで新たな情報の追加と改訂が丁寧になされています。国家試験の内容はほぼ完全に網羅できていますが、学生のみならず、むしろ研修医あるいは3年目以降の若手
医師にも使用してほしいと思います。全体のバランスもよく、必要な情報や知識を適度な詳しさで整理できる信頼性の高い教科書です。もちろん個々の病態、治療は雑誌や文献などで、深く調べる必要はありますし、感染症など...
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